イチから始める家探し

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人口の増減率から街探しを考える

こんなページを見付けたので紹介します。

日本の市の人口順位 - Wikipedia

人気ランキングではなくファクトを見るのも一興

将来発展しそうな街に住みたい、ということでいろいろ調べてみると、人気ランキングやらアンケートやら、いろいろあるわけですが、人口の増減率というファクトで見てみるのも一興ですね。

このページの表を都道府県でソートしてみると分かりやすいです。たとえば千葉県で言うと流山市、印西市の増加率が高いです。実感としても理解できる順位ですよね。

埼玉県だと、戸田市、吉川市、ふじみ野市といった南部の東京寄りのエリアが上位に並んでいます。ふじみ野市は、今年東武東上線が東京メトロ副都心線、東急東横線に接続したので、乗り換え無しで新宿、渋谷、横浜方面に行けるようになって交通の便が劇的に向上しました。その影響でしょうか。

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東京都は23区の人気エリアが強いのは当然として、23区外だと武蔵野市(つまり吉祥寺)、ついで東大和市、稲城市と続きます。このあたりは子育てファミリーに人気のエリアですね。

神奈川県は、藤沢市、川崎市が増えていますが、増加率はかなり低いです。そもそもすでに大都市ですし(藤沢市でも40万人、川崎市は146万人!)、もうサチってるってことですかね。

関西は土地勘がないのでピンときませんが、大阪府では箕面市、吹田市、京都では京田辺市、木津川市、中部地方は愛知県の長久手市、日進市、あたりが増加率が高いです。関西、中部地上の方、実感とマッチしているでしょうか。

人口増加率が何を意味するか

人口が増えているということは、若年層、ファミリーが集まっているということでしょう。それが街の活気につながり、消費が増えて、税収が増える、という好循環を生むはずです。

例えば、千葉の流山市は子育て環境の良い街として行政がアピールしていますよね。なぜかといえば、若いファミリーに来て欲しいからです。若いファミリーが定住することは、市から見れば、この先20年は働いて税金を払ってくれる世帯が増えることにほかならないから。

そういう視点から見ると、若い世帯が増える=税収が安定して増加する=公共施設が充実する=景観美化にお金をかけられる、と言えるわけです。つまり、人口増加率の数字は、行政のグランドデザインの結果が端的に現れているわけです。

図書館が古いまま、プールが無い、公園が少ない、歩道の植え込みが剪定されていない、雑草が生え放題、みたいな街を私も知っています。そういう街はできれば避けたいですよね。この表を見ながらそんなことを考えました。