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中古マンションを探すときにチェックすべき5つの検索条件【まとめ】

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SUUMOで中古マンションを検索するときにチェックしたほうがいい検索条件をまとめました。家探しは人それぞれなので、このあと紹介する検索条件も絶対ではありませんが、できるだけ損しない選び方はある程度共通項があると思います。それを紹介したいと思います。

まず最低条件を入力

中古マンションを探す際の検索条件ですが、あまり細かい条件を設定してしまうと、いい候補を見逃してしまうこともあるので、ここでは以下の条件を最低条件としてみます。5つあります。

エリア/予算/専有面積/駅徒歩分数/築年数

エリアと予算は、それぞれ皆さんの希望の条件を入力してください。専有面積については、ファミリー向けといえば4人家族の想定で70m2が一般的で、物件も豊富です。3人家族なら60m2からでも選べるかなと思います。

駅徒歩分数は10分以内とした方が売る時にも有利です。マンションは駅から離れるほど資産価値が下がっていくからです。

値崩れしにくいマンション、4つの特徴 - イチから始める家探し

ここまで入力したら、ヒットした物件の数をチェックすることができます。ちなみに東京23区・4000万円以下・70m2以上・駅徒歩10分以内で検索したところ、561件がヒットしました。

マンション選び7つの基礎知識。こんなマンションはやめておけ - イチから始める家探し

築年数をどう考えるか

次に決めるべきは築年数です。中古マンションは築10年以内に人気が集中していますが、直近10年の物件は、新築マンションブームもあり、駅から遠いわりに割高なものが目立ちます。しかも10年以内だと新築プレミアムもまだ載っているので、これからの値下がり余地もあり、資産価値的にはあまりお得とは言えません

では築何年までを候補とすべきでしょうか。まず耐震基準についてですが、これは1981年6月に新耐震基準が適用されましたので、それ以降であれば同じ性能です。つまり耐震性能で言えば築36年以内、ということになります。

次に供給状況です。1990年代前半のバブル期は、地価が今では考えられないほどに高騰したので、マンション価格もかなり高くなったため、都心から離れ、駅から遠く、手狭なものが多いようです。ですので選ぶなら、バブル崩壊以降、急激に地価が下がり、物件が都心回帰した1994年以降がよさそうです。

また同時にそのころ、建物の基本性能も向上しました。遮音性やメンテナンス性能、ディスポーザーもこのころ登場しています。

結論、耐震性は今とそん色なく、立地条件がよく、建物の基本性能が向上した1994年以降の物件が対象となります。つまり築25年以内ということになります。

築年数と供給状況については、こちらのページが参考になります。

マンションは「築10年以内」で探すと損をする?(1ページ目) | 中古マンション最新トレンド - ノムコム

ちなみに上記の条件(東京23区・4000万円以下・70m2以上・駅徒歩10分以内)に、築25年以内という条件を追加したところ、237件がヒットしました。23区内でもこの条件で買えるのが中古マンションのメリットですね。

そのほかにも細かい条件が…

SUUMOの検索機能には、そのほかの細かい検索条件がたくさんありますが、基本的にはこれ以上の条件を設定するのはおすすめしません。なぜかと言うと、家探しはデータ化できないけど重要なことがたくさんあるからです。

例えば建物や周りの街の雰囲気、窓からの眺望、管理が行き届いているかどうか、住人の雰囲気など、いずれも、検索条件にはないけど、とても重要な事です。

なので、どうしても譲れない!という条件がある方以外は、これ以上の検索条件を付けずに、気になる物件は自分の目でどんどん見ることをお勧めします。そして内覧の時には、このような点を気を付けてみるといいでしょう。

内覧の時にチェックすべきポイントとは。内覧100回で得た知見を共有します - イチから始める家探し

家探しはプロセスも大事

家を探して内見を繰り返すプロセスは、家族の要望をすり合わせていくプロセスでもあります。家族みんなが納得のできる家探しを、宝探しのように楽しんでできるといいですよね。