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【建売一戸建て】 パワービルダーの建売は、悪くないどころか結構イイ!と思ったワケ

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安かろう悪かろうではない

そうなんですよ。パワービルダーといえば、とにかく安く作るハウスメーカーというイメージがありますが、彼らのビジネスモデルをよく見てみると、なぜ「安かろう悪かろう」ではないかが納得できると思います。

家の原価を抑えるよりも、早く売ることが重要

パワービルダーのビジネスの流れは、だいたいこんな感じです。
1. 4棟から10棟前後建てられる土地を購入
2. 間取りのテンプレに合わせて区画整理
3. とにかく速攻建てる
4. そして速攻売りきる
このサイクルをできるだけ早く回すことで利益を積み上げるんですね。とにかく回転率を上げて薄利多売。逆に言うと、時間がかかればかかるほど投資を回収するのに時間がかかり、コストがかさみ、キャッシュフローが悪化し…というわけ。

早く売るための「フラット35」対応

早く建てるのはパワービルダーの得意技です。が、早く売るのはそう簡単ではない。お客さんのあることですからね。そこで売りやすくするための工夫をする。それがフラット35対応です。フラット35は融資の審査が通りやすい。買いたい人に漏れなく買ってもらうためのフラット35対応なのです。

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そしてフラット35の建築基準はけっこう高い

日本の住宅は耐久性や断熱性に課題があり、サスティナブルでもエコでもない。これを改善したい行政が、耐久性耐震性、エコ性能の高い家を増やすため、フラット35の建築要件を厳しくしたんですね。

【フラット35】Sの対象となる住宅:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】

エコガラス(二重ガラス)が標準というのが良いですね。断熱性能は住む上で快適性をとても左右します。耐震等級も2か3です(3のほうが強い)。マンションはだいたい1ですからね。

もちろんパワービルダーとしては余計なコストは掛けたくないんですが、でも早く売れないのが一番困る。だったら自分らでコントロールできる「家を建てる」部分はなんとかして、できるだけ売りやすくしようという判断なわけです。

もちろんコスパは抜群

かくして、パワービルダーの一戸建てはすべからくフラット35の建築要件を満たしており、性能的にはけっこういい。しかも余計なお金はかかっていないのでコスパという意味では抜群です。

パワービルダーの一戸建ては90平米の標準的なものでだいたい800−900万円だそうですが、激安注文住宅の場合は最低でも1000万くらいはかかりますし、フラット35対応でないこともままあります。パワービルダーのコスパの良さがわかるというものです。