【注文住宅検討メモ】 激安ハウスメーカーで注文住宅の夢は叶うのか
憧れの注文住宅、家を買うなら一度は考えますよね。自分の家は自分の好み通りに作ってみたいものです。
私の場合もその例に漏れず、注文住宅で理想のマイホーム!と思い立ち、いろいろ調べてみましたので、その過程で得られた知見を、消費者の目線で書き留めておきたいと思います。
世に激安のハウスメーカーあり
注文住宅を考え始めたきっかけは、激安の注文住宅の広告を見かけてからでした。1000万円で家が建つ、的なハウスメーカーの広告ですね。アイダ設計とか、アイフルホーム、タマホームなどです。これなら建売と変わらない金額で憧れの注目住宅!と思ったわけです。
で、実際に話を聞いてみました。確かに1000万円で家は建ちます。ただ、決められた間取りのパターンから選ぶことになりますし、それもほぼ真四角というか、長方形で変化のないものだったりします。
フラット35に合格しているかどうかが重要
そして場合によっては、雨戸や網戸がオプションだったり、二重サッシもオプションだったりします。これだけミニマムだと、パワービルダーの建売一戸建てのほうが全然良い仕様でして。パワービルダーの建て売りは、いくら激安でもそこはカバーしてますからね。
そして、フラット35の要件をカバーしているかどうか。ローンの問題はもちろん、住み心地、耐久性や耐震性の面でもカバーしておいたほうがいいので、見積りを取るなら、そのことは確認すべきです。
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パワービルダーの建て売りはコスパが良い
さらに、電気、ガス、水道、囲いのフェンスなどの付帯工事費も必要です。これがざっくり200万円から。
つまり、激安の注文住宅も必要なものを揃えていくとそれなりの値段になってしまいます。そして、安く上げようとすると、単純な間取りの四角い家になります。自分の好みに設計した理想の家、というわけには行きません。
建売はその点、売り物としての訴求力が必要なので、パワービルダーの激安建売であっても、庭や植栽はそれなりに整えてあったり、フラット35に対応するために、耐久性耐震性断熱性などはきっちりカバーしたスペックになっています。
※そもそも真四角な間取りがバチッと収まる土地がいったいいくらするんだという気もしますが。
また見過ごしがちな点として、土地購入の問題があります。一般論として、宅地に使えそうな土地は、大きいものはマンションか大規模分譲地として大手デベロッパーが買い付け、10棟前後から以下の土地はパワービルダーが買い付けます。
その結果残るのは、宅地としては扱いにくいと判断された残りものの土地、ということになります。旗竿地や傾斜地、低湿地、古屋が残った既分譲地の一区画などなど。SUUMOで探せる土地というのは、そういう物件が多いわけです。となると、地盤改良や擁壁工事、古家の解体などなど、数百万円かかっても不思議ではありません。
建て売り物件というのは、そういった諸問題をすべて解消した上であの値段、ということは理解しておいても損はないと思います。
まとめ
いろいろネガティブなことを書きましたが、注文住宅を検討するポイントとして、以下まとめてみました。
- 建て売りと同じくらいの費用で注文住宅を建てることは、不可能ではない
- 安い注文住宅は、四角い間取りの家。仕様は建売に劣る場合もある
- 電気ガス水道の敷設、古家解体、擁壁工事などのコストで数百万かかる場合も
- 土地探しは難易度が高い。良い土地を見つけることが先決。
特に土地探しは、偶然の出会い、運みたいなのがないと難しいんじゃないかと思われます。土地だけではなく、中古物件を買って、既設の家を壊して新しく建てることも視野に入れてみるべきです。
我が家の場合
予算3000万円の範囲内で、もう少し注文住宅を考えたい旨大蔵大臣に上申し、継続審議か許諾されました ;<
次回、検討を具体化すべく、住宅展示場に凸します。