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タワーマンションは、今は様子を見るべき理由

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タワーマンションの相場がこのところ上昇しています。3.11のあと一時はタワーマンションの弱点なども喧伝され、敬遠する向きもあり沈静化していたのですが…

東京オリンピック、円高による海外の投機マネーの流入などが言われていますが、こういう理由もあったんですね…

不動産の相続税評価は土地は路線価、建物は固定資産税評価で計算されますから、高層階のタワーマンションは、実勢価格と相続税評価額の差が大きく、節税効果が高くなるのです。タワーマンションの高層階になると、時価の5分の1程度の相続税評価額となるケースもあると聞きます。

つまり、富裕層が子供に資産を相続するため、高価なタワーマンションを買って相続すれば、実際の資産価値よりもずっと少なく評価されるため、相続税をグッと圧縮することができると。 

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まあでもこれは誰が考ええても是正されるべきですよね。正直に相続税を払っている人がいることを考えると、フェアじゃない。

※もちろん実際にそういう行為をする人を非難するつもりはありません。そういう歪んだ制度は改められるべきと言っています。

しかし、このような税の歪みが是正される可能性が出てきました。先週、高層マンションの評価方法について、パブリックコメントにかけられるという報道が専門誌であったようです。

この「税の歪み」が今の相場の上昇を招いており、その歪みが是正される可能性があるのであれば、その後は相場が下落する可能性があります。

すでに相場はかなり上昇してしまっているようですし、タワーマンションは今は様子見、とするのがよさそうです。