修繕積立金がどんどん高くなる…新築タワーマンションを購入したMさんの場合
これまでこのブログでは、マイホームを購入したときに調べたことや体験を、私個人の視点からお伝えしてきましたが、マイホーム購入体験は人それぞれなので、マイホームを購入したことのある経験者にインタビューするシリーズを連載しています。
物件の購入価格や世帯収入など、知り合いにはちょっと聞きにくいことにもいろいろと答えていただきましたので、皆さんそれぞれの状況と比べて、参考にしていただければと思います。
今回は第3弾として、東京ベイエリアの豊洲に新築タワーマンションを購入したMさんのインタビューです。
マイホーム購入データ
- 購入時期 2009年
- 築年数 新築
- 購入価格 6000万円台
- 床面積 70~80平米
- マンションの世帯数 400世帯以上
- 42階建ての23階
- 最寄り駅まで 徒歩5分
- 通勤時間(ドアtoドア) 30分以下
家族データ
- 家族構成 夫、妻
- 世帯収入 1000万円~
- 共働き いいえ
「買ってよかった!」と思うこと
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- 毎月の家賃は返ってこないですが、毎月のローン支払いだと、金利が低く物件の価格があまり下がらなければ、自分の資産になっていくので、払いがいが感じられると思います。
- 賃貸マンションよりも、分譲マンションの方が、部屋の内装が高級感があります。
「こうすればよかったな…」と思うこと
- 高層マンションは、修繕積立金がどんどん高くなるので大変だと思います。購入すると、固定資産税も毎年払うので、部屋によっては、買った方がお得とは言い切れないです。
- 子供が小さいうちは、部屋が汚されて傷むので、大きくなってから買った方が、いいかもしれないです。
なるほどと思ったポイント
Mさんの体験から、いろいろな気付きがありますね。例えばこんなポイント。
- 豊洲から徒歩5分の70平米のタワーマンションを6000万円台で買った、というところがまず驚き。いま同じスペックのマンションを買おうとすると8000万円が相場と言ったところでしょう。資産価値を見極める目が素晴らしい!ですね。
- 2009年ごろは物件の質が良く、また相場が高騰する直前ですから、タイミング、物件の見極め、ともに言うことなしです。
- 賃貸より分譲のほうが仕様が良い、という傾向は確かにありますし、Mさんの場合はタワーマンションですから、なおのことです。
- タワーマンションのデメリットとしては、修繕の事例がまだあまりないので、これからどれだけ費用が上積みされるか、不安が残るところですね。
- タワーマンションの固定資産税については、物件価値に対して低く設定されているため、相続税対策に利用されるケースが増えてしまい、近々固定資産税の見直しがありそうです。この点もタワーマンションならではの不確定要素と言えるでしょう。