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繰り上げ返済する理由が1ミリも理解できない

繰り上げ返済をする理由、そんなの決まってますよね。利息の支払い分を減らすため。でもこのメリットに隠れたデメリットが大きすぎて、繰り上げ返済をする理由が1ミリも理解できません。

以下、繰り上げ返済のデメリットを列挙してみまっす。

1. 資金繰りの余裕がなくなる

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貯金が100万円多いか少ないかで、家計の安定度は大きく変わる。10万円の得をするための選択が、リスクを大きくすることもありえるのだ。

長い人生何が起こるか分かりません。会社が倒産した、鬱になった、家族が事故にあった、子どもたちが私立大学に行くことになった…ここでツラツラ書き連ねなくても、いくらでも思い浮かぶと思います。

そんなとき、その場を凌ぐための手元資金、つまりリスクに対する強さを確保することの重要性は考えなくても分かります。売り上げはたくさんあるのに手元資金がショートして倒産する会社、あれとおなじです。

繰り上げ返済をして100万円利息が減った。それは確かに事実でしょう。そのために何百万円の繰り上げ返済をし、手元資金を減らしたのか。このデメリットは大きすぎます。様々なリスクから家族を守るため、賢く考えたいですね。

 

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2. 資産運用のチャンスがなくなる

繰り上げ返済をすることによって手元資金が減る。つまり、資産運用のチャンスがなくなることを意味しています。こう考えてはどうでしょうか。手元資金を返済利息以上で運用する、と。

今の金利は、固定金利のフラット35なら1.4%程度。変動金利なら0.6%程度。この程度なら余裕で上回れるはずです。

しかも資産運用なら、いざという時には現金化すれば良いわけです。でも、返した借金は決して戻ってきません。せっかく借りられた資金、有効に活用しなければ絶対に損です。

資産運用もこれだけ環境が整ってきた現在(インターネット、手数料の低価格化、投信商品の充実、NISAなどなど)、ハードルが下がりまくっています。なにも株やFX、先物のようなハイリスクな投資をしろと言っているわけではありません。手間いらずでローリスク のインデックスファンドを少しだけ買っておけば、余裕で利息以上のリターンを得られるはずです。詳しくは以下を。

diamond.jp

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