【夢のマイホームが悲劇の発端。組めぬ住宅ローン、迫る焦燥感】にアドバイスしてみる
過去の支払い遅延とか、カードキャッシングの残債のせいで与信(ローン審査のこと)に落ちるという話は、「住宅ローンあるある」ですけど、それ以前に、こういう状況にならないようにするためにアドバイスできることがあります。
まず、頭金ゼロはありえない
頭金を用意することで、断然有利な金利で借りることができます。逆に言うと、頭金ゼロでも借りられる方法はありますが、かなり金利が高くなります。
この記事の方は頭金ゼロで買おうとしていますが、カードキャッシングの残債のせいで銀行のローン審査に落ちてしまい、その残債を返すために親に頭を下げて借金をしていますね。
同じ頭を下げるのであれば、頭金を借りて、比較的審査がゆるいフラット35に申し込むべきです。
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フラット35Sを利用する
フラット35Sの特徴は、頭金が少なくても借りられる点です。借り入れ金額の1割です。いっぽう銀行の住宅ローンは、頭金は借り入れ金額の2割必要です。
さらにフラット35Sが有利な点は、審査が民間の銀行ほど厳しくないことです。これは、フラット35Sは住宅金融支援機構=公的機関が、国民支援のために提供している住宅ローンだからです。
【早期終了あり】変動と固定のイイトコ取り『フラット35S』の破壊力とは
もうひとつフラット35Sについて知っておくべき点は、全期間固定金利ということです。
いまは空前の低金利時代です。特に住宅ローンは、あらゆる借金のなかでもっとも低金利で借りられるローン商品でもあるため、固定金利のフラット35Sは、借り手が超絶的に有利な状況です。今日現在では、35年固定金利で、なんと1.1%です(さらに今なら特例措置として、当初10年間は0.8%!です)。
固定金利は高いという先入観は過去のものです。35年間固定金利で1.1%なんていう借り手に有利なローンはありません。人生設計のリスクを大いに減らしてくれるローンと言えます。
時間がないなら建売を選ぶべし
どうしてもいい建売物件が無かったのかもしれませんが、注文住宅はそもそも半年から1年ほど時間がかかるものです。間取りや設備仕様、導線設計、建材まで自分で決めねばならず、時間や資金に余裕がないところで急いで進めると、どこかで破たんして、いざ暮らし始めてから後悔することになりかねません。
建売住宅はその点、100%希望にかなうものではないですが、定番かつ練られた設計仕様で作られていますので、致命的な破たんはないでしょう。
まとめ
とにかくこの方の最大のミスは、頭金ゼロで借りようとしたことです。頭金が用意できない=リスクが高い人と判断されてしまうのです。この方はそれでも3500万円のローンを借りたようですので、頭金ありの場合と比べて仮に金利が1%高いとすると、利子を700万円以上も余計に支払わなければなりません。
近況報告
子供たちを連れて公園に行くと、2歳の娘がなんでもかんでも6歳のお姉ちゃんのマネをしたがって大変です。こんな遊具でも、お姉ちゃんの後を追って果敢にチャレンジするので、目が離せません。